オールシーズンタイヤは興味あるけど、選んで後悔するのは嫌だな・・・
こんな声を聞くことがあります。
これは、実際に多くの人が持つ疑問ではないでしょうか。
今回は、yahoo知恵袋の色々な人の声も参考にしながら、現役で車屋をしている私の観点もふまえ解説したいと思います。
なお、先に結論ですが、オールシーズンタイヤが後悔するかどうかは、自分の住んでいる地域、車の乗り方にマッチしたタイヤ選びをしているかどうか次第となります。
つまり、そのタイヤの性質を理解して選んでいれば後悔しない。もし、あっていないなら後悔する。ただ、これだけです。

シンプルな結論だね。わかりやすい!

結局、自分の住んでる地域、環境、乗り方にマッチしているかどうか。後悔するかは、それしだいってことなんだ
このあと、記事中で、オールシーズンタイヤの性質と、向いている人、そうでない人を解説します。
なお、もしオールシーズンタイヤを選ぶなら、M+Sマークのタイヤよりも、3PMSFマーク(スノーフレークマーク)のタイヤを選びましょう。

(※タイヤの側面にマークが記載されてます。タイヤフッドやオートウェイで、オールシーズンタイヤで検索して、M+Sや、スノーフレークマークなど、タイヤ説明欄に記載があります)
この2つのマークのオールシーズンタイヤと、スタッドレスの違いは、雪やアイスバーンへの対応性能です。
比較すると、下記のような順番になります。👇
オールシーズンタイヤ(M+Sマーク)<オールシーズンタイヤ(3PMSマーク)<スタッドレスタイヤ
たまに雪が降る程度で、アイスバーンのリスクがなければ、オールシーズンタイヤでも適応地域と考えられます。
ですが、降雪地域で乗る、またはアイスバーンの可能性が高い地域であれば、手間はかかりますが、スタッドレスタイヤを装着してください。

雪の程度と、アイスバーンの有無で、オールシーズンタイヤを検討すべきだね
なお、オールシーズンタイヤは、タイヤ交換が不要で、ちょっとした雪であれば対応できるメリットがありますが、タイヤの寿命と燃費は悪くなる傾向があります。そこも押さえておきましょう。
詳しくは、記事中で解説していきます。
なお、タイヤを探すなら、おすすめはタイヤフッドかオートウェイです。
コストパフォーマンスと利便性で業界をリードする2大オンラインサービス「TIREHOOD|タイヤフッド」と「オートウェイ
」というところです。
なお、どちらもコストパフォーマンスはいいです。
タイヤの注文と同時に、取付店の日時予約と、支払いもワンストップで完了したい方は、タイヤフッドがおすすめです。(※オートウエイでも、取付店舗選択はできるが、取付工賃の支払いは、タイヤ注文と別途で、店舗での支払いになるため)
アジアンタイヤなど、豊富なジャンルから選びたい。とにかく安価に済ませたいという方は、オートウエイがおすすめです。
タイヤごとの評価も分かるので、おすすめサイトといえます。
▼タイヤフッド&オートウェイ 特徴比較▼

(画像引用:タイヤフッド/オートウェイ)
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(タイヤフッドがおすすめの人)
- 注文時点でタイヤ代と取り付け工賃がセットで知りたい方
- タイヤの注文時に、タイヤ取付店と日時予約まで完了したい方
(オートウェイがおすすめの人)
- 輸入アジアンタイヤを希望の方
- とにかくタイヤの費用を安くおさえたい方
| 比較項目 | オートウェイ (AUTOWAY) | タイヤフッド (TIREHOOD) |
|---|---|---|
| 最大の強み | 圧倒的な価格の安さと輸入タイヤの膨大な品揃え | コミコミ価格の明快さと取付予約のワンストップ性 |
| 価格構造(総額) | タイヤ単品価格が最安(工賃は取付店により変動) | 交換工賃・廃タイヤ処分費込みの総額表示 |
| 工賃・追加費用 | 取付店(タイヤピット)により変動。工賃は店舗で作業完了後に直接支払い。別途確認が必要。 | 総額に含まれるため、追加料金の心配がない。(サイト内で一括決済) |
| 取り扱い銘柄 | 圧倒的な在庫数。欧州ブランド、国産、輸入アジアンタイヤが特に豊富。 | 国内主要ブランド、欧州ブランドを幅広く取り扱い。 |
| 強みのジャンル | 価格重視の輸入タイヤ、アジアンタイヤ、型落ち欧州タイヤの最安値。 | 安心感と信頼性のある国内流通品、欧州主要ブランド。 |
| AOマーク対応 | 多数取り扱いあり(価格競争力が高く安く購入可能)。 | 多数取り扱いあり(総額が明確なコミコミ価格)。 |
| 取付店舗ネットワーク | 全国約4,000店舗の「タイヤピット」提携店。 (整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店など) | 出光、宇佐美、イエローハットなど全国チェーンのガソリンスタンド/用品店が中心。 |
| 取付までの手間 | 【二段階】 注文時に配送先を選ぶ。後日、ユーザー自身で店舗へ電話などで連絡し作業予約が必要。 | 【ワンストップ】 サイト内で取付店選択、作業予約、決済まで全て完結。店舗への連絡は不要。 |
オールシーズンタイヤは後悔するのか? 後悔しない選択基準

オールシーズンタイヤは後悔するのか?
これは、冒頭でも触れましたが、自分の生活環境、車の乗り方にマッチしているかどうかで決定します。
つまり、自分の住んでいる地域、クルマの使い方、そして冬の道路に対する考え方にマッチしていれば最高の選択になりますが、ズレていると「普通にスタッドレスを買えばよかった」と後悔することになります。
後悔しないための判断基準を整理して解説します。
後悔しない人:オールシーズンが「正解」になる条件
以下の条件に当てはまる方は、オールシーズンタイヤに替えることで、手間もコストも削減でき、満足度が非常に高くなります。
- 非降雪地域(東京、大阪、名古屋など)に住んでいる
- 年に数回、うっすら雪が積もる程度の地域なら、オールシーズンタイヤの性能で十分対応可能です。
- 「雪が降ったら無理に運転しない」という選択ができる
- アイスバーン(凍結路面)には弱いため、「ひどい時は乗らない」と割り切れる人には最適です。
- タイヤの保管場所や交換の手間をなくしたい
- マンション住まいで保管場所がない、毎シーズンの履き替え予約や作業が面倒という方には、大きなメリットがあります。
- 高速道路の「冬用タイヤ規制」を通りたい
- 突然の雪でも、スノーフレークマーク付きのタイヤなら高速道路の規制をクリアして通行できます。
後悔する人:スタッドレスを選ぶべき条件
一方で、以下のような状況でオールシーズンタイヤを選ぶと、「止まらない」「怖い」といった後悔に繋がります。
- 凍結路面(アイスバーン)を走る機会がある
- オールシーズンタイヤが最も苦手とするのが「氷」です。橋の上や日陰の凍結、交差点のミラーバーンなどを走る可能性があるなら、スタッドレス一択です。
- 本格的な積雪地域や寒冷地に住んでいる
- 気温が常に氷点下になるような地域では、ゴムの硬化が進みやすく、グリップ力が不足します。
- スキーやスノーボードに頻繁に行く
- ゲレンデまでの道中は、圧雪だけでなく凍結路も多いため、安全性を考慮するとスタッドレスが推奨されます。
- 静粛性や乗り心地を最優先したい
- 夏タイヤに比べると、溝のパターンが複雑なため、走行音が少し大きく感じられる場合があります。
メリットとデメリットの比較表
判断に迷ったら、この表で自分の環境を照らし合わせてみてください。
| 項目 | オールシーズンタイヤ | スタッドレス(+夏タイヤ) |
| 初期コスト | タイヤ1セット分で済む | タイヤ2セット分+ホイール代 |
| 維持の手間 | 履き替え不要 | 年2回の交換・保管が必要 |
| 雪道走行 | 軽い雪・シャーベット状ならOK | 深雪・氷上でも強力なグリップ |
| 氷上性能 | ほぼ期待できない(危険) | 非常に高い |
| 夏場の走行 | 普通に走れる(摩耗はやや早い) | 燃費が悪化し、制動距離が伸びる |
後悔を防ぐための「最後の一線」
オールシーズンタイヤで後悔する最大の原因は、「スタッドレスと同じ性能がある」という誤解です。
多くの製品には「スノーフレークマーク」が刻印されており、雪道での性能は証明されています。しかし、それはあくまで「雪」に対してであり、「氷(アイスバーン)」に対しては無力に近いのが現実です。
判断のヒント
「自分の住む街で、冬に道路が『ツルツルに凍る』ことがあるか?」を自問してみてください。
- NO(凍らない、または凍ったら乗らない) → 後悔しません。
- YES(凍るけど毎日運転必須) → スタッドレスにしましょう。
まとめ:自分の「生活圏」と相談しよう
オールシーズンタイヤは、「雪国ではないけれど、不意の雪には備えておきたい」という都市部の方にとって、これ以上ないほど合理的な選択肢です。
逆に、雪道を走る楽しさや、絶対的な安心感を求めるなら、スタッドレスタイヤとの2セット持ちが正解です。自分のライフスタイルにどちらがフィットするか、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。
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オール シーズンタイヤは後悔する? 知恵袋での声をピックアップ

yahoo知恵袋から、オールシーズンタイヤに対する質問と回答を、いくつかピックアップします。

「オールシーズンタイヤを履いて10年になるのですがほとんど雪道に遭遇した事がありません」
という方の質問です。
回答者の経験を聞くと、雪国での走行では、ノーマルよりは効果はあるでしょうが、スタッドレスほどではないのが分かります。
あとは、雪国になれているかどうかも、当然効果に影響でるようです。

こちらの質問への回答では、中途半端という声もあれば、「場所によってはチェーン禁止の所もありますそんな所だとオールシーズンは生きます」という、肯定的な意見もあります。
自分の住んでいる地域に合わせて、考えるのがいいのではないでしょうか。

車の初心者の方からの質問です。
オールシーズンの効果についてですが、回答者さんの意見にあるようにアイスバーンや、雪の坂道では、厳しい可能性があるというのは、私など車屋とも同じ意見ですね。
オールシーズンタイヤとは?なぜ今、注目されているのか
近年、日本の自動車市場で注目度を高めているのが「オールシーズンタイヤ」です。
夏タイヤ(サマータイヤ)と冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)の機能を併せ持つ「二刀流」のタイヤとして知られています。
特に都市部のドライバーや降雪頻度の少ない地域のユーザーに人気があります。
というのも、オールシーズンとは言っても、降雪地域では役が立たず、そのレベルになるとスタッドレスだからです。
ですが、降雪頻度の少ない地域であれば、意味のあるタイヤといえます。
オールシーズンタイヤの最大の魅力は、「タイヤ交換の手間とコスト」からの解放といえます。
年に2回、サマータイヤとスタッドレスタイヤを履き替える煩わしさは、ドライバーにとって大きな負担です。
私の会社でも、11月後半から、12月初旬になると急に、タイヤ交換依頼が増えます。

みんな、急に依頼くるから大変なんだよね
ですが、オールシーズンタイヤを選べば、理論上は一年中同じタイヤで走行可能。交換費用、保管費用、そしてなにより時間というコストが削減できます。あくまで理論上ですが。
また、昨今は季節の変わり目が曖昧になっていて、「突然の予期せぬ降雪」に遭遇する場合もあります。
かなりの雪であれば、スタッドレスでないと太刀打ちできませんが、ちょっとした雪が急に降ったなどであれば、オールシーズンタイヤで対応できて助かったということもあります。ちょっとした「保険」のような意味あいといえます。
ただし、繰り返しになりますが、オールシーズンタイヤは「万能」ではありません。その利便性の裏側には、スタッドレスタイヤやサマータイヤの特化モデルには及ばない性能の限界が存在します。
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オールシーズンタイヤの「超」基礎知識と法的側面
オールシーズンタイヤを正しく理解し、安全に活用するためには、その構造と、法的にどのような位置づけにあるのかを知ることが不可欠です。
定義と構造:サマーとウィンター性能の両立
オールシーズンタイヤは、サマータイヤが持つ「乾燥路や濡れた路面での優れたグリップ力と排水性」と、スタッドレスタイヤが持つ「雪上でのトラクション(駆動)性能」を融合させたものです。

難し単語が並んだけど、サマータイヤと、スタッドレスタイヤの中間の機能ってことだね
- コンパウンド(ゴム質): サマータイヤほど硬くなく、スタッドレスタイヤほど低温で柔らかさを保ちすぎない、中間的なゴムが採用されています。これにより、夏の高温下での摩耗を抑えつつ、冬の低温下でも柔軟性を保ち、グリップ力を確保します。
- トレッドパターン(溝の形状):
- ブロックの大型化とサイプ(細かい溝)の採用: 積雪路面を噛むための大きなブロックと、雪や水膜を掻き出すための細かい溝(サイプ)がバランスよく配置されています。
- 排水性の確保: ウェット路面でのハイドロプレーニング現象を防ぐため、サマータイヤに匹敵する効率的な排水溝設計が求められます。
このバランスの取れた構造こそが、オールシーズンタイヤが四季を通じて使用できる根拠となっています。

中間ってことは、バランス型ともいえるってことね
走行可能な雪質と規制標識の知識:M+Sマークと3PMSFマーク
オールシーズンタイヤを選ぶ際に、最も重要となるのが、タイヤに刻印されている「M+Sマーク」と「スノーフレークマーク(3PMSF)」の二つのマークです。
これらのマークは、そのタイヤが雪道でどれほどの性能を持っているかを法的に示しています。
M+S (マッド&スノー) マーク

(画像引用:タイヤフッド)
M+Sマークは、タイヤの側面に記されています。
- 意味: 泥道(Mud)や浅い雪道(Snow)での走行性能が一定基準以上あることを示します。
- 注意点: M+Sマークは、メーカーの自主的な基準に基づくことが多く、冬用タイヤとして公的な証明があるわけではありません。日本の高速道路の冬用タイヤ規制(非チェーン規制時)の基準を満たさない製品もあります。
スノーフレークマーク (3PMSF: Three Peak Mountain Snowflake)

(画像引用:タイヤフッド)
M+Sと同じオールシーズンタイヤですが、3PMSFのほうが、より雪に適しています。
スタッドレスよりは劣りますが、M+Sよりも雪向きというイメージでいいでしょう。
- 意味: 欧州や北米で定められた厳格な冬季走行性能基準をクリアした証です。雪上での加速・制動テストをクリアし、スタッドレスタイヤに近い雪上性能を持っていることが公的に認められています。
- 法的な位置づけ: 日本の高速道路において、「冬用タイヤ規制」が敷かれた場合、この3PMSFマークが付いているオールシーズンタイヤであれば、チェーン装着義務の区間(大雪特別警報発表時など)を除き、そのまま走行することが可能です。
- 購入の指針: オールシーズンタイヤを選ぶ際は、M+Sマークだけでなく、必ず3PMSFマークが付いているかを確認することが、安全と法規制遵守の観点から最重要です。
スタッドレスタイヤとの決定的な性能差
オールシーズンタイヤは優れていますが、スタッドレスタイヤとは明確な住み分けがあります。
その差は、「氷上性能」、すなわち凍結路面での性能に集約されます。

これは、よく言われること。氷上性能、アイスバーンではオールシーズンタイヤは、対応できないね
- スタッドレスタイヤ:
- 特殊な柔軟なゴムコンパウンドと、氷上の水膜を効果的に除去する「発泡ゴム」などの技術が用いられています。
- これにより、凍結路(ブラックアイスバーン)に対して、オールシーズンタイヤとは比較にならないほどの制動力を発揮します。
- 適している地域: 毎冬、路面が凍結する地域や、豪雪地帯、凍結の危険性が高い山間部。
- オールシーズンタイヤ:
- 雪上性能は高いものの、氷上での制動距離はスタッドレスタイヤよりも長くなります。
- 適している地域: 降雪は稀で、雪が降ってもすぐに溶ける都市部や平野部。凍結路の走行が避けられない場合は、スタッドレスタイヤを選ぶべきです。
オールシーズンタイヤのメリット・デメリット徹底比較
オールシーズンタイヤが「おすすめ」かどうかは、メリットとデメリットを比較し、ご自身のカーライフと使用環境に照らし合わせることで判断できます。
メリット:交換・保管からの解放と経済性
オールシーズンタイヤがもたらす最大の利点は、その利便性と経済性にあります。
年2回の交換手間とコストがゼロに
最も分かりやすいメリットです。

なんといっても、コストと手間が省けることだね
- 時間と労力の節約: 春と秋のタイヤ交換シーズンに、予約を取る手間や、ショップに車を持ち込む時間、そして待ち時間が一切不要になります。
- 費用削減: 年に約1万円から2万円かかる交換工賃(脱着・組み替え・バランス調整)と、タイヤを自宅外で保管する場合の保管費用が丸々浮きます。
突然の降雪に対する「あんしん」の提供
季節の変わり目、特に初雪や名残雪の時期は、サマータイヤでは危険です。
アイスバーンでは、オールシーズンタイヤでも心配ですが、ちょっとした雪であれば、対応可能で安心です。
- 即座の対応力: オールシーズンタイヤを装着していれば、天気予報を気にすることなく、急な積雪や軽度の雪道を走行できます。3PMSFマーク付きであれば、ほとんどの冬用タイヤ規制区間を走行可能です。
- 帰省・出張の柔軟性: 雪の心配な地域への急な移動の際も、慌ててスタッドレスタイヤに履き替える必要がありません。
ドライ・ウェット性能の進化
近年のオールシーズンタイヤは、技術革新によりサマータイヤにかなり近いレベルのドライ・ウェットグリップ性能を持つようになっています。
特に欧州の気候(頻繁な雨と軽い降雪)を想定して開発されたモデルは、日本の都市部での使用において、夏タイヤと遜色ない快適な走行性能を提供します。
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デメリット:性能の限界とトレードオフの理解
利便性が高い一方で、オールシーズンタイヤには明確な弱点があり、これを理解せずに使用すると危険です。
氷上性能の決定的な不足
最も重要なデメリットです。
- 凍結路(ブラックアイスバーン): 路面が凍結している場合、スタッドレスタイヤとの性能差は歴然としており、制動距離が大幅に伸びます。オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤが持つ氷上の水膜を除去する特殊なコンパウンド(発泡ゴムなど)を持たないため、氷の上では滑りやすいのです。
- 豪雪地帯や山間部での不向き: 圧雪路や新雪路では走行可能ですが、アイスバーンになりやすい環境や、頻繁に除雪が間に合わない豪雪地帯では、スタッドレスタイヤが必須です。
夏場における摩耗と燃費性能のトレードオフ
- 摩耗の進行: オールシーズンタイヤのゴムは、サマータイヤよりやや柔らかく設計されています。夏の炎天下の高温路面を走行すると、サマータイヤと比較して摩耗が早く進む傾向があります。これにより、結果的にタイヤの寿命が短くなる可能性があります。
- 燃費性能(転がり抵抗): トレッドパターンが複雑で、ゴムが柔らかいため、転がり抵抗がサマータイヤの最上位のエコモデルに比べて大きくなる傾向があります。これにより、僅かながら燃費性能が低下する可能性があります。
ドライ性能・静粛性の「最高峰」ではない
一般的な走行では問題ありませんが、「静粛性」や「高速域での安定性」を追求したプレミアムなサマータイヤには及びません。
- ノイズ: トレッドパターンが複雑なため、サマータイヤに比べてロードノイズが大きくなるモデルもあります。
結論として、オールシーズンタイヤは「氷上性能」と「寿命・燃費」を犠牲にして、「利便性」と「雪上での走行可能性」を得るタイヤです。
賢い購入・交換方法:ネット通販活用 タイヤフッド/オートウェイ
タイヤ購入で、私がおすすめしている方法は、ネットの活用です。
値段が安くなる可能性があるのと、豊富なタイヤから選べるからです。
加えて、各タイヤの購入者の評価なども見れるのもメリットです。
大手のタイヤサイトは、タイヤフッドかオートウェイ。それぞれ特徴があるので、下記に記しますので、ぜひ、探してみてください。

(画像引用:タイヤフッド/オートウェイ)
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- 注文時点でタイヤ代と取り付け工賃がセットで知りたい方
- タイヤの注文時に、タイヤ取付店と日時予約まで完了したい方
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- 輸入アジアンタイヤを希望の方
- とにかくタイヤの費用を安くおさえたい方
| 比較項目 | オートウェイ (AUTOWAY) | タイヤフッド (TIREHOOD) |
|---|---|---|
| 最大の強み | 圧倒的な価格の安さと輸入タイヤの膨大な品揃え | コミコミ価格の明快さと取付予約のワンストップ性 |
| 価格構造(総額) | タイヤ単品価格が最安(工賃は取付店により変動) | 交換工賃・廃タイヤ処分費込みの総額表示 |
| 工賃・追加費用 | 取付店(タイヤピット)により変動。工賃は店舗で作業完了後に直接支払い。別途確認が必要。 | 総額に含まれるため、追加料金の心配がない。(サイト内で一括決済) |
| 取り扱い銘柄 | 圧倒的な在庫数。欧州ブランド、国産、輸入アジアンタイヤが特に豊富。 | 国内主要ブランド、欧州ブランドを幅広く取り扱い。 |
| 強みのジャンル | 価格重視の輸入タイヤ、アジアンタイヤ、型落ち欧州タイヤの最安値。 | 安心感と信頼性のある国内流通品、欧州主要ブランド。 |
| AOマーク対応 | 多数取り扱いあり(価格競争力が高く安く購入可能)。 | 多数取り扱いあり(総額が明確なコミコミ価格)。 |
| 取付店舗ネットワーク | 全国約4,000店舗の「タイヤピット」提携店。 (整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店など) | 出光、宇佐美、イエローハットなど全国チェーンのガソリンスタンド/用品店が中心。 |
| 取付までの手間 | 【二段階】 注文時に配送先を選ぶ。後日、ユーザー自身で店舗へ電話などで連絡し作業予約が必要。 | 【ワンストップ】 サイト内で取付店選択、作業予約、決済まで全て完結。店舗への連絡は不要。 |
まとめ:オールシーズンタイヤは後悔するのか 知恵袋の声も参照

「オールシーズンタイヤにして後悔しないかな?」という不安への答えは、「自分の走行環境にタイヤの性能が合っているか」という一点に尽きます。
これが、今回の記事の一貫した内容でした。
最後に、この記事の大事なポイントを振り返りましょう。
後悔しないための「性能の序列」を知る
雪道・氷道に対する強さは、以下の順番になります。 オールシーズン(M+S) < オールシーズン(3PMSF) < スタッドレス ※選ぶなら、高速道路の冬用タイヤ規制にも対応できる「3PMSF(スノーフレークマーク)」付きが必須です。
あなたはどっち?「向いている人・向かない人」
- 後悔しない人(おすすめ)
- 東京・大阪・名古屋などの非降雪地域に住んでいる。
- 「アイスバーン(凍結路面)では運転しない」と割り切れる。
- タイヤの保管場所がなく、交換の手間やコストを最小限にしたい。
- 後悔する人(スタッドレス推奨)
- 凍結路面や本格的な積雪路を走る機会がある(スキー・スノーボード等)。
- 気温が常に氷点下になる地域に住んでいる。
- 静粛性や燃費、夏場のタイヤ寿命を最優先したい。
3. 購入は「賢くネットで」がプロの推奨
「どのタイヤが良いか分からない」「安く済ませたい」という方は、以下の2大サイトでレビューをチェックしながら選ぶのが、最も失敗が少なくコストパフォーマンスも高い方法です。
- TIREHOOD(タイヤフッド):工賃込みの明朗会計。予約までワンストップで済ませたい方に。
- オートウェイ:圧倒的な安さと品揃え。アジアンタイヤも含め、価格重視で選びたい方に。
オールシーズンタイヤは、「自分の生活圏」と「冬の運転頻度」を正しく見極めて選べば、カーライフを劇的にラクにしてくれる最高のアイテムになります。ぜひ、自分の環境にベストな選択するようにしましょう。

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